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2008年9月30日 (火)

物語(6)--遅ればせながらの自己紹介

|君はどんな人間になりたいのかな?
|自分の幸福のためにどんな努力をしている?
|仕事とは何か?
|自分にとっての仕事とは何だろう?

加藤さんに色々言われたことを考えたり、バイトとは言え、明日からの新しい仕事と職場は緊張する。

僕はその夜、なかなか寝つかれなかった。

--仕事とは何だろう?
たしかにギャンブルで生活費が稼げたとしてもそれは”仕事”とは言えない。
仕事というのは何か社会に役立つことだろう。
そう思って振り返ると10年前の僕を思い出した。

ここらで僕の自己紹介をしておかなくては。

名前は金田健一。年齢は30歳っていうのは前に言ったと思う。
僕の母方のおばあちゃん(ハルモニ)は韓国人。つまり母はハーフ。
そういう意味では僕はハーフより血が薄い、いわゆるクウォーターなんだけど、
国籍は日本だし、今までそんなことは意識したことはない。

中学の頃、放送部だった。(一応、部長だった)
その頃の僕は(今でもそうだけど)音楽が好きで、古いステレオをもらってきて配線した。
放送部でも運動会や学校行事の時にアンプとデッキ、スピーカーを当たり前のようにつないでいた。
「電気に詳しいんだね」たまたまそばにいた担任の先生が言った。
詳しいんじゃなく、ただ繋いでいるだけなんだけど・・・
後から知ったのは普通の人?の中にはステレオの設定ができない人がたくさんいる、ということだった。
音の道順なんだからLINE AUTOって書いてあるんだからLINE INに繋げば良いだけじゃん、と僕は思ったのだが・・・
でも同級生から「アンプって何?」って聞かれて、やっぱり知らない人がいるんだと思った。

それから何となく、僕が放送を任されるようになって、(今から考えると)いろいろ便利に使われた、のかな?「放送は金田にやらせろ」って先生たちの間でもなったらしい。

放送部の僕が一番に頑張ったのは学校行事の時だった。運動会とか生徒総会とか放送が必ず必要だから放送室にあるCDを一応全部聞いてみて、どれが良いかな?って検討して、何度も確認しながら、マイクのボリュームを調整したり、タイミングを見計らって自分が選んだCDをかけたりした。結構好評だったと思っているけど。

中学の成績はあまり良くなかった。だから僕の放送部の活動(活躍?)を見て、進路相談の時に担任の先生は(偏差値が低くても入れる)
「**工業高校の電気科が君に向いていそうだ」と薦めてくれた。
その時の僕は、どこの高校に行きたい、とかより、そもそも「高校に行きたい」という考えもなかったし、親も、「その高校を受けてみれば?」という軽い気持ちで受験しただけでその高校に入った。

入ってみて判ったのは(って、入るまで考えてなかったんだけど^_^;)、工業高校というのは、将来、工業の専門の仕事に就くために必要な職業訓練のような授業をするところだったということだ。
電気は好きだったけど、「将来は電気の仕事に就きたい」とか、何もなかったので
はっきり言って、高校時代に勉強はしていない。授業中は寝ていたか、机の下でマンガを読んでいたくらいだ。

それでも高校3年の時に、「電気科を出て電気工事士の資格もなければどこも就職ない」なんて先生たちも(その先生たちに煽られた?)同級生もいうもんだから、
あわてて電気工事士の国家試験の準備をするはめになった。
三相交流とか絶縁抵抗とか、眠りながらでも、2年もの授業で聞かされたので、さすがに知識としては合格するくらいは持っていていたが、
問題は実際に工事ができるかどうか、だ。
で、仕方なく、放課後とかせっかくの日曜日に(今思えば先生たちが必死に設けてくれたんだ)直前の実技試験のための授業を受けた。

結果:合格

それで、学校に来る求人広告をみて、良さそうな会社に応募、卒業して無事に就職できたけど、電気工事は天気次第、急ぎの仕事が入ってくれば彼女との約束も関係なしの残業(おかげでそのときの彼女と別れ、今は彼女はいない)
残業手当もやった分だけつけてもらっていない、ということが繰り返されたので文句を言ったら「気に入らなければいつ辞めてもいいんだぞ、代わりはいくらでもいる」と言われて頭にきて辞めた。

それから「理想の職場」という幻想はなくなって、ずっと定職に就かずアルバイトをしている。

まあ、僕の略歴はこんなものです。
さて、明日からの仕事、何日持つかな?

加藤さんには悪いけど、「気にいらなかったら半日で辞めよう。」と
決心したら、なぜか落ち着いて朝までぐっすり寝たようだ。

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