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2009年11月 1日 (日)

書評--投影された宇宙(1)

投影された宇宙―ホログラフィック・ユニヴァースへの招待 
マイケル タルボット著, 川瀬 勝 訳
春秋社 ¥2940

*この本は同出版社からかつて出版された
「ホログラフィック・ユニヴァース―時空を超える意識」を改題したものです。

どうも格調高い訳だな、と思って調べたら
「7つのチャクラ」「「ラムサ-真・聖なる予言」などを訳した人だったのですね。
読み流すにはもったいなく、まだ、半分しか読んでいないので「書評--(1)」としました。

さて、それはともかく、
訳も良いが久々に理路整然とした文章を読みました。
(これまで紹介した本がしっかりしていないという意味ではありません。が、
巻末にある膨大な資料を調べて、宇宙の仕組みを解明しようといた点では頭が下がります)

テレパシー・霊治療・ポルターガイスト・量子論・多重人格・覚醒夢など
良い意味での”オカルト”と最先端量子物理とを結びつける説得力のある文章です。

この「投影された宇宙」という主張のもとになったのはデイビッド・ボーム(物理学者)
とカール・プリブラム(神経生理学者)ですが、全く異なる研究をしていたにもかかわらず
宇宙がどんな仕組みになっているか、同じ結論に達したとして、論を進めています。

物理学者と神経生理学者、二人は「卓越した人間性」を持っている(前書き)。
”ひとりの人間としての勇気、圧倒的に不利な状況に直面しても、自分の信念のためなら
正々堂々と立ち上がる確固たる決意」があったため
ボームは自分が正しいと信ずることを貫く点で、教職を去らざるを得なかった。
プリブラムも職を追われそうになった、という。

生物学者や歴史学者が、先端の研究を批判するのは、それぞれの学問の基盤が失われるからであろう。
これまでの自分の研究が、即ち自分の人生が否定されることになるのである。
伝統的な学者が自分が築きあげた”伝統的”な学問を否定するのは当然であり、
それを否定するものは抹殺しようとする。
しかし、この二人は、それらに立ち向かい、真実を求め、学問の新しい扉をひらく布石になろうとしたのである。

===============
そういう意味では、これまでに量子力学と霊学・超心理学の知識を研究してきた方々には
新しい知識はあるとしても、新しい概念はない。
ただ、
「物質と精神の境界面はないかも知れない」
「今、見えている世界は本当の世界ではない」
「宇宙の背後には見えない力が存在している」
そして本書のタイトルである
「宇宙はホログラフィクな構造をしている」
という面での説得力は秀逸である。

ここで質問をしてみましょう。
あなたの肉体は目に見えない分子→素粒子からできあがっています。
「あなたが目にしているパソコンは目の前に本当に存在しているのですか?」
「今パソコンの前に座っているあなたは、本当に存在しているのですか?」

--続く--

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