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2010年10月25日 (月)

書評--ONE(ワン)/リチャード・バック

ONE(ワン) (集英社文庫)
リチャード・バック (著), 平尾 圭吾 (翻訳)
¥680

言わずと知れた「カモメのジョナサン」のリチャード・バック。
自分の操縦する飛行機が着陸する度に、他の世界(パラレルワールド)に行く、というもの。
パラレルワールドで成り立つ世界を考察するには、たまにはこういったフィクションも役立つ。
というより、私たちのいる世界のパラレルワールドの可能性について考えさせられることも多い。

この中に過去の自分と出逢う章がある。
過去の自分と対話する。
しかし、今の自分がその過去にいたときに、未来の自分と出逢った記憶はない。
タイムトラベルのSF小説ならうまく説明するのだろうが、リチャード・バックはSF作家ではない。
この説明は「この過去の自分の延長上に今の自分がいるのでなくて、別のパラレル・ワールドの自分が存在している」というもの。
これ以上書いてしまったら面白くなくなるので書きません。

「空間と時間のなかで起こりうるあらゆる出来事は、いま、いっせいに、まったく同時に起こることができるの。過去も未来もないのよ。あるのはいまこの現在だけなの。」
「現実は見かけ、つまり私たちの狭いものの見方とは、何の関係もないの。
現実とは具現化された愛、空間や時間を超越した、純粋で完全な愛のことなのよ」

=======

リチャード・バックの紹介ついでに「イリュージョン」も紹介しておきましょう。
(これはエスター・ヒックスが引き寄せの著書の中で紹介していたので知りました)
私たちの住む宇宙は幻想というかイリュージョンに過ぎない、ということを、リチャード・バックが物語形式で語っています。

●イリュージョン (集英社文庫)村上龍訳
 こちらは村上龍訳となっていますが、原文を大幅に改竄しています。
「リチャード・バック原作」とでも書けばよさそうな感じです。
amazonでは賛否両論ですが、両方を対比すれば、(僕が両方読んだ感想です)
スピリチュアルな皆様には下記の、原文に忠実な訳をお勧めします。
(といっても村上龍訳は、既に古本でしか手に入らないようです)

●イリュージョン 悩める救世主の不思議な体験 (集英社文庫)
リチャード・バック (著), 佐宗 鈴夫 (翻訳)

「君の幸せが、他人の態度次第で決まるとしたら、さぞかしたいへんだろ?」P85
「この世界・・この世のすべて・・何もかもがイリュージョンなのさ」P60
「僕たちは磁石なんだよ、そうじゃないか?」P135
「生活のために働いている方は、それが自分にとって一番したいことなんです。」P155
    ※ページ数は文庫本になる前の単行本のもの

この世界がイリュージョンである、という説明を、映画の喩えで説明する部分は勉強になります。

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