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2010年12月22日 (水)

書評--奇蹟を求めて

奇蹟を求めて―グルジェフの神秘宇宙論 (mind books)
P.D.ウスペンスキー (著), 浅井 雅志 (翻訳)
¥ 2,243 平河出版社

グルジェフからの教え・Q&Aをまとめてレポートしている内容。
グルジェフというのは「生は「私が存在し」て初めて真実となる」なんていうタイトルの本を書いた神秘思想家。
著者もその教えから神秘体験をしたようです。

悟りをひらくには犠牲が必要だとのこと。
ただし、その犠牲とは
「犠牲にすべきもう一つのものは、苦しみだ。自分の苦しみを犠牲にするのもこれまた非常に難しい。人間はいかなる快楽でも放棄するだろうが、苦しみだけは手放さないだろう。人間は何よりも強く自分の苦悩に執着する。」P427

目から鱗です。

全体的な内容としては、難しいです。
宇宙のオクターブ構造とか、人間は為すことができない、出来事はただ機械的に起こっている、などの概念諸々・・・
ただし、この本はグルジェフの入門書らしいので、この本が理解できないと、他の本には進めないかも知れません。

中に参考になる考え方がありましたので紹介しておきましょう。

私たちはいつも「私は~」と主観的に見たり感じたり行動したりしています。
この「私」という壁を取り除けば悟りに一歩近づきます。
「私は歩いている」
この「私」の部分に自分の名前を入れるのです。(避けたがる人が多いと書かれていましたが)
例えば僕の場合で言えば
「ヨンソは歩いている」
とするのです。
同様に、
「私は悩んでいる」
「私は困っている」
に「私」の代わりに自分の名前を入れましょう。

つまり高い次元の本当の「私」が、自分だと思い込んでいた「私」を観察するのです。
すると、悩んでいたり困っている「私」から解放されるのです。

本当の「私」は肉体や状況に閉じ込められていた部分ではありません。
「私」と思い込んでいた壁を取り去ることにより、自由になれるのです。

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