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2011年1月10日 (月)

書評--「今この瞬間」への旅

Journey into Now 「今この瞬間」への旅―スピリチュアルな目覚めへのクリアー・ガイダンス
レナード・ジェイコブソン (著), 今西礼子 (翻訳)
\2100 ナチュラルスピリット

悟りの説明書籍の中ではこれまで僕が読んだ本の中で秀逸。
(書店で手にとって「ひょっとしたらこの本を読めば悟れるかも」と思ったくらいです)

ガンガジが”ポケットの中のダイヤモンド”で「今の思考をとめなさい」「今、この瞬間に入りなさい」と言っていたこととか、
エックハルト・トールが”悟りをひらくと人生はシンプルで楽になる”の中で「明日でなくて、今、ここには問題がありますか?」と書いていたこととか
阿部敏郎氏が”さとりの授業””一瞬で幸せになる”の中で書いてあった「あなたは既に悟っている」とか。

これら、悟った人は、物理的な思考次元で説明できないことを説明しようとして努力されていますが、
それらの本の、もう一歩進んだ説明をしてくれています。

この本も「今、この瞬間」に生きなさい、と繰り返し、いいます。

おそらくですが、「今、この瞬間」というのは時間のことではありません。
たぶん、時間という枠組みの外に出なさい、ということ。
時間に捕らわれている自分を放棄しなさい、ということ。
「今・この瞬間」と言えば永遠の過去と未来に挟まれた一瞬のようですが、そうではなく、過去と未来は幻想であり、「今・ここ」しかない、ということ。

時間の概念を放棄すれば、過去も未来も概念の中にありません。
そして「ここ」という概念もおそらく場所でなく、空間の枠組みから抜けるということ。
「ここ」というのは部屋の中でなくて宇宙そのものを指すスケールの大きなものかも。
するとあるのは「今、ここ」だけ。

この本の要旨は「今、この瞬間」というところにターゲットを絞ってください、ということに尽きます。
悟れなくても良いのです。既に私たちは悟っているのだから。(この自覚はないけれど)

過去という記憶の中に真実はありません。未来という想像の中にも真実はありません。
真実は「いま、この瞬間」だけです。

おそらく、悟った方たちの感覚は「今」しかない、ということなのです。
私たちにはそれは分りません。

やっかいなのが、「悟ろうとしている自分」がエゴの部分である、ということです。
エゴは過去と未来しか知らず、「今・この瞬間」を知りません。
(エゴについてもACIMより分りやすい説明です。)
「悟りたい」というのはエゴであって、悟りはそれを超えた部分から、突然に恩寵としてやってくるそうです。

「その世界」を垣間見た人は必ずこう書いています。
「このことは最初から知っていた」(だから既に悟っている)
けれども近くにありすぎて気がつかなかっただけ。
魚が水に気がつかないように。

これはどういうことか、考えても(思考はエゴだから)仕方ありませんが、
プラスがあるからマイナスがある。
分離があるから統合がある。
幻想があるから実在がある。
これらはコインの裏表ですから必ずもう一方があるはず。
片方だけでは成立しないから、反対側にはきっと目覚めがあるのでしょう。

ともあれ、「いま、この瞬間に生きる」説明が詳しいので、その練習だけはできそうです。

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