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2011年6月13日 (月)

書評--過去にも未来にもとらわれない生き方(2)

本日、後半を読みました。

悟りに到ってもその後、平穏が訪れるか、という疑問に関して、著者は生涯深く悟りに入りこんでいく過程だ、と言います。
そればかりでなく、目覚める覚悟があるか?と聞きます。目覚めると、今までのアイデンティティや所有物に全くこだわらなくなるので、それらは諦めなければならない、と。
あるいは、目覚めたら、現実と思っていたもののギャップに悩んだり、人間関係に苦しむケースもあるそうです。
もちろん、阿部敏郎さんやガンガジが書いているように、すべては一つで愛に満たされていることを知る、というのが大半なようですが。

私の身体は私ではない。私の考えも私ではない。その身体や考えを観察しているのが本当の私。(似たようなことを僕もHPで書いています)

自分が死んで--肉体的に死ぬのでなく、感情や思考を一切止めるのです--30分後に悟ったのはラマナ・マハルシだそうです。

ともあれ、この本は目覚めのための素晴らしいテキストです。
(だからと言って、本を読んで目覚められるわけではない。目覚めのヒント満載ということです))

「探しているものは、探されているものである」「見つけようとしているものは見つけられようとしているものである」P151

--ここからは僕の感じたこと--
感情は幻想だといいますが、もし感情がなかったら?
(地球人を誘拐して調べる、というようなどこかの質の悪い星から来た、科学ばかりが進んでいる宇宙人は感情がないそうです。そして地球人の感情の仕組みを調べているとか。)

感情がなければ怒りも悲しみもありませんが喜びも楽しみもありません。(二元性なのですから喜びだけ欲しいというのは無理でしょう)
誰かに罵声を浴びせられても、大切な人を失っても、感情的には、何も反応しません。
食べ物に例えれば、味覚があるから、美味しいもまずいもあるのです。
まずいものを食べて、まずい、と思えるから美味しい、という喜びもあるのです。
つまり、喜びも悲しみも超えて考えれば、感情があることそのものが一つの喜びであり、神からの贈り物。
味覚そのものも神からのプレゼント。

あなたの感情はあなたの感情です。
何を当たり前のことを言っているのかって?

では次のたとえはいかがでしょう?
あなたのカバンはあなたのカバンです。
だから何かって?

あなたのカバンはあなた自身ではないのです。
あなたの感情もあなたではないのです。
たんなる感情にしか過ぎないのです。
感情である怒りや悲しみ、それらは「あなた」ではないのです。
でも、同化してしまっていませんか?
「あなた」が怒りそのものや、悲しみそのものになってしまったことはありませんか?

出来事に対する感情は選べるのです!

二元性がある、というのも喜びそのものかも知れません。

味覚や感情はそれで良さそうですが、難しいのは困っている時と困っていない、両方がある、ということの解釈。
困っていないときはそれが当たり前に思え、困ったときには悩む・考える。その困ったことは現実でしょうか?
本の中にバイロン・ケイティ--「人生を変える4つの質問」の著者--までが目覚めの体験をした、と書かれています。
そこで、今の自分の悩みは本当ですか?と質問を掘り下げる、というのがあります。
これなら悟っていなくてもOK。興味がある方は彼女のHPへ。
http://www.thework.com/nihongo/

ピアノの音は静寂の中でこそ美しく響きます。
機械の騒音の中では邪魔な音が増えただけ。
ともあれ、色々な音があるもの、静寂の上で響いているから。
その静寂こそ私たちの本質。
そんなことを考えさせられました。

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