« 書評--ギフトを贈ると奇跡が起きる | トップページ | 書評--パラレルワールド »

2011年7月 4日 (月)

書評--無境界―自己成長のセラピー論

無境界―自己成長のセラピー論
ケン・ウィルバー (著) 吉福 伸逸 (訳)
¥2100 平河出版社

--中古も高い--みんな手放さないのでしょう--

スピリチュアルコーナーで時々目にするケン・ウィルバー。
気にはなっていたのだが、お値段もそれなりで内容的にも複雑な概念がありそうでう、購入までに到らなかった。

だが、この本だけはトランスパーソナル心理学の入門書ということで易しく書いてある。
初版発行が1986年。2011年が第16刷発行ということで、相当に息の長い本だ。

この本を僕なりに一言でいえば「悟りへの確かなヒント」。
5章までは「私-私以外」という境界がある、という概念への疑いを、手を変え、品を変え、繰り返して説得してくれる。
境界はない。すべては繋がっており、一つ。
「過去も未来も存在しない。今、ここだけ」というのはこのブログでも迷いながら書いているが、それを理路整然と説明してくれている。

6章以降は5章までの理論のセラピーへの応用。

「私は体を持っている。ということは体は私ではない。
 私は欲求を持っている。だから私は欲求ではない。
 私は感情を持っている。だから・・・
 私は思考を持っている。だから・・・」(P219超要約)
では私とは?

この本で悟れるとは言いません。
でも悟りの境地はこのようなものだ、というのはしっかり分かります。
人生に悩みがある方にもかなりヒントになると思います。気やすい人生論ではないので、決して読みやすいとはいえません。しかし、自分で勝手につくりあげてしまった「境界」を見直すということは、自分が悩んでいることも実はありもしないのではないか?と疑ってみるということです。

« 書評--ギフトを贈ると奇跡が起きる | トップページ | 書評--パラレルワールド »

書評」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/523730/52119613

この記事へのトラックバック一覧です: 書評--無境界―自己成長のセラピー論 :

« 書評--ギフトを贈ると奇跡が起きる | トップページ | 書評--パラレルワールド »