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2012年1月21日 (土)

書評--純神道入門

坂口光男著
東明社 ¥1800

--絶版だがamazonの中古が¥1--

もともと興味のない神社などに、近頃の僕は奥様の付き合いで訪れる。
パワースポット?
ということで、せっかく訪れるのだから神道の本を読んでみようか、というところ。

で、この本を読んで「太陽をシンボルにとし、国旗にしている国は日本だけです」(P4)
って、前書きだけでくじけた。
太陽を象った国旗は他の国でもある。
例:カザフスタン・アルゼンチン・ウルグアイ・キルギス・ニジェール・バングラデシュetc.

それはともかく、この本が出版された1997年には国旗国歌法が制定されていない。
日の丸は「日本の国旗」とは1999年まで法的に定められていないのです。
つまり、それを書いた時点で日本に「国旗」というものは存在しない。
それを調べもせず説明してしまうのはいかがなものか?
(僕は元日教組なので国旗を否定しています。)

これに右翼の立場の方は反論されるかも知れません。
では、該当される方に言いましょう。
国旗というのは「国のシンボル」です。
しかしながら日本国憲法第一条では「日本のシンボル」は天皇となっている。
国旗は日本においてはシンボルではないのですよ。その論理はどうされますか?(って書くと、このブログの読者を減らしそうだけど、--小林正観が本の最初に「自分は唯物論者」と断っていたのが判るような気がします--僕は唯物論者ではありませんが--なお、小林正観氏は2011年10月に他界されています)

ということで、タイトルの本ですが、国家神道でなくて純粋な神道という意味で期待したのです。
著者は、右の人も左の人にも理解できるように・・・って本を書いたようですが、
この本の書き方だとどちらからでもNG。それを書くなら両方をもうちょっと勉強してね、という感じ。
右も左も理解していないようです。

要するに、「神道というものは国家神道でなくて自然を敬うのが本当の神道なのです」といったところ。
深見東州の「超カンタン 神仏開運ヒーリング」ほうがずっと読みやすい。

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