書評--宇宙に融けこむエコ・ハートフルな生き方
スピリチュアル・コンパス 宇宙に融けこむエコ・ハートフルな生き方
サティシュ・クマール (著), エハン・デラヴィ (翻訳), 愛知ソニア (翻訳)
\1600 徳間書店
この本の基本はアーユルヴェーダ。
といっても、健康法でなく、生き方のほうです。
すべてはつぎの3つに分類されるという。
サトヴィック(sattvic)…優雅さ、あるいは簡潔さ。
ラジャシック(rajasic)…度を越すことや贅沢さ。
タマシック(tamasic)…闇とか気が滅入ること。
これをさまざまな例で紹介している。
サトヴィックな行為とは、執着心なく、見返りを望むこともなく、愛をもって行うことをいいます。
ラジャシックな行為とは、ストレスを感じながら行うこと、満足を得る目的のために行うことをいいます。
タマシックな行為とは、無知のまま、結果も考えずに行うこと、相手も自分も互いに傷つく行為のことをいいます。(P36)
サトヴィックな傾向にある心の人は、宇宙的な流れを信じることができるので、必ずうまくいく、と信頼する気持ちがあります。
(中略)
ラジャシックな人たちはどうかというと、たとえばひとつの教えから次の教えを求めたり、本から本へと読み漁ったり、スピリチュアルな何かをひとつ学んだかと思うと、また次の何かを求めるようなひとたちです。(←僕のことだ(苦笑))
(中略)
タマスは破壊的な心に宿ります。他に危害や苦しみを加える喜びを求めます。自分自身を守るために相手を攻撃します。(P54)
というわけで、どれかひとつに分類されるのですが、それが、現代社会のさまざまな観点から説明されていて、かなり格調高い文章です。
エコロジカルにも言及され、生き方をもう一度、考え直す、そんな本に位置づけられるかも知れません。
amazonのレビューも2人だけですが、それぞれ格調高い感想です。
上記3つの分類というのは類書にはありませんので、是非お読みください。
お勧め度★★★★☆(間違いなく★4以上)
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