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2013年11月26日 (火)

書評--たたかわない生き方

たたかわない生き方 
大内 順子 (著)
\1260 イースト・プレス

amazonの中古が¥1-

僕は全く著者を知らなかったのだが、ファッション界の大御所らしい。
http://ouchi-junko.blogspot.jp/

写真を見ると、華々しい世界に身をおいている、派手な人なのですが、文章は悪くない。

さて、本の内容ですが、不思議な本です。
本文を読んでいると、書かれていることと違うことをつい考えてしまいます。

たとえば
「人を批判する人を批判する行為は肯定されるか?」

「正しいことを主張して通用するのは、正義が一番の価値観の人だけではないのか?」

そう、僕も労働運動をしていたころは、「闘争」に勝つことを目的としていた時期もある。
しかし、いくら論理的に正しいと思うことを主張しても、受け入れられない人がたくさんいるのだ。
それらの人を相手に論理で(力ずくで)納得させようとしていたのでは、相手を変えることはできなかった。

かつての僕と立場を逆転して、現在、同僚で「間違ってはいない」ことを口うるさく押し付ける人がいる。
「正しい」とはいわないまでも「間違っていない」から誰も反論しない。
しかし半分以上の人は辟易している。
僕にもそういうところがあったのかも知れない。

最近、「勝ち組」とか「負け組」とかいう言葉が幅をきかしている。
これらの言葉を使う人は「勝つ」ために生きているのだろう。

”たたかわない”というのは、それらと全く異なる、究極の癒し系の価値観である。

そんな、文から書いていること以外にいろいろと考えさせられる本でした。
(それは僕が”たたかわない”という生き方を、選択肢に入れてなかったためかも知れません。)

ひとつだけ引用しておきます。

オードリー・ヘップバーンについて著者はこう聞いた。
「彼女は若いころは確かに輝くように美しかった。でも年齢を重ねてシワもできた今のほうがずっとエレガントだ」P151

お勧め度★★★★☆

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