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2016年2月11日 (木)

書評--セラピスト

セラピスト
最相 葉月  (著)
新潮社 ¥1800
この著者は「絶対音感」の著者。
(といって判る人はこの著者の書き方もわかるでしょう)
巻末に膨大な参考文献。
著者は箱庭療法・風景画療法などをメインに、カウンセリングの歴史・現場について、取材していく。
カール・ロジャースの手法がどのように日本に導入されたのか、現在の臨床心理士の待遇はどうなっているか、など、心理学を多少学んでいる人でも知らないことをたくさん説明している。
一番多く出てくる名前が河合 隼雄。
カウンセリングを行うにはこの本程度の知識は最低必要でしょう。
でも一般の人に役立つのはスクールカウンセラーあたりか。
あるいは誰でも「うつ」になる可能性があるから、読んでも損はない。
ということで
お勧め度 ★★★☆☆
==========
人はストレスにさらされると、最初はそれと闘うためにアドレナリンを出します。
しかし、ずっとストレスにさらされると、アドレナリンは枯渇し、「うつ」の症状になります。
職場でストレスを抱えて、出勤したくない人を無理に出勤させたりした場合にはなおさらです。
(ひどい場合には自殺に追い込みます)
そういう意味では、不登校の子どもを無理やり学校に行かせるのも同じです。
現在の教育現場はきわめて管理的になっており、不登校の方が正常なのかも知れません。
学校に行かなくてもフリースクールなどありますし、中学までの卒業証書は受け取れます。
高校は通わなくても、高認という手段があります。
大切なのは学校に行かせることそのものでなく、教育の目的である「生きる力」をつけることです。

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