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2016年5月 4日 (水)

BU/10 外部に惑わされない

TVを見ているだけで怒る人がいます。
・どうしてこんな事件が起こるんだ。
・こんなにつまらない番組を放映するんだ。
・あんなヤツはTVに出るべきでない。
・あの政治家のせいで世の中は良くならないんだ。

そういったところで、あなたは他の人の行動を変えられません。
それなのにどうして他人を批判してしまいたくなるのでしょう?
社会的なことは、通常はあなたには変えられません。
変えられないことを嘆いたり、批判したり・・・・

あなたは楽しんだり、情報を得たりするためにTVを見ているのでなく、怒るために見るのですか?そしてそれは幸福ですか?
暗いニュースを嘆くのでなく、「この状況を改善するには何ができるか」という発想に切り替えた方が良さそうです。
悲惨なニュースばかりでイヤになったらニュースを見ない、という選択肢もあります。
ニュースを見ないと情報に遅れる?それはあなたを幸福にしてくれるための情報でしょうか?

同じ時間ならもっと楽しい番組を見る、とかTV以外に貴重な時間を費やすということはいかがでしょう?
そうして、職場にいても腹が立つことが多いかも知れません。
そういったことは、通常はあなたには変えられません。(変えられるならそうしてください)
これらは実は前に書いている「誰のために生きるのか?」の裏返しにもなっています。

特に好きな格好をしている人をあなたのセンスと異なるという理由で批判したり、贅沢な生活をしている人に腹をたてるのは最悪です。
それはあなた自身がそういう立場に立つことはない、と自らの可能性を否定してしまっているのです。
日常の幸福感はあなたの「思い」から始まります。

見ることを腹をたてる暇があるくらいなら、外界のことを何も考えずに自分のためのことを考えた方がずっと良い気分になれるのではありませんか?
そしてそれが最も手っ取り早く幸福感を味わえるのではありませんか?
自分と価値観が異なることに腹をたてる習慣は放棄しましょう。

上記とは別に「正当な怒り」というものは存在します。
世界の平和を脅かすような発言や存在には怒って当然です。
ただし、建設的な方向から見る方が良いのです。

繰り返しますが、世界の平和を脅かす存在や、弱い人々の幸福を踏みにじる発言は、間違っていますが、それらを批判するだけでは何も生まれません。

あなたが世界の平和や差別撤退のためにどうあるべきか、と意見と行動を伴っている場合です。こられは未来創造のための建設的・積極的なエネルギーを持った怒りだからです。

「世界」という規模で大きすぎるなら、もっと小さくしてみましょう。
あなたを虐げたり、幸福を脅かす存在を許すということは、あなた自身がそれを認めることになります。ですからそれらは受け入れるべきではありません。
ガンジーのように、あるいはM・L・キングのように、「真実は必ず勝利する」という確信を持って抵抗すべきです。
その結果はご存じのとおり、勝利をつかみとりました。
興味のある方は
ここで、キング牧師の「I have a dream」を読んでみて下さい。
(英文・日本語文が参照できます)

あなたのDREAMは何ですか?
さて、話を戻しましょう。
かつて、あなたを苦しめた人、いじめた人、怒鳴りつけた人、罵声を浴びせた人など、いたかも知れませんが、それらはみな気の毒な人です。
なぜならそういう人たちは、そのような行動をとってあなたより優位な姿勢をみせなければ自分が維持できなかったのです。
幸福でないが故に、人を悲しませたり、おとしめたりして「自分の方がましだ」と思いたかったのです。

本当に強い人は暴力をふるいません。本当に自分の考えに自信がある人は人におしつけたりしません。本当のお金持ちは人を騙して金を巻き上げたりしません。
あなたは幼児が同じことをあなたにしようとしたら本気で怒りますか?
「2+2=5だ」との主張にまともに反論の相手をしようと思いますか?

同様に、あなたに上記のような行動をとった人は実際の年齢はどうあれ、精神的にとても幼いのです。
他人に迷惑をかけずに自分の力で幸福になる能力がないのです。だから、本当に気の毒な人たちです。
小さな子どもがおかしな行動をしたり、あなたを批判したりしてもあなたは怒りを維持し続けますか?

そんな甘いものではない、という声もきこえます。ニューヨークの9/11テロ、地下鉄サリン事件などの被害者やその家族。怒ってはなりません、という方が無理な場合もあるでしょう。否定はしません。
でも、怒っているだけでなく「二度とこのような悲劇が起きないためにはどうすれば」と、積極的な考えは持つことができませんか?そうしましょう。
上記のように、日常の周囲に起こりうるあなたの感情の世界から世界の社会問題まで話を広げてしまいました。
これにより、あなたの視点が、日常の腹の立つことからより広い・高い社会レベルになるヒントになれば幸いなのですが。

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