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2016年5月25日 (水)

BU/34 人生に喜びをもたらす

ナポレオン・ヒル、ジョセフ・マーフィーに代表される初期の「成功法則」は、「積極的思考が願望を達成する」「信念が人生を変える」というものでした。しかし、売れた部数の割には成功者があまりに少ないようです。

次のピークは最近やってきました。エスター&ジェリーヒックスやザ・シークレットの出演者などに代表される「引き寄せの法則」。「良いことを考えれば良いことが起こる」。ここまでは上記の成功法則と同じです。上記の成功法則は主としてこちらの面しか強調していません。けれど、「悪いことを考えれば悪いことも起こる。すなわち良いことも悪いことも磁石のように引き寄せる」そういう説明が加わったので、単なる成功法則よりより、正確になりました。

で、これも発行部数を考えると、成功者は少ないように思われます。

原因結果を INPUTOUTPUT にたとえればパソコンに似ている部分もあります。
高性能パソコンをもらったとします。でも、初めての時はOSやらソフトの使い方が分かりません。そこでマニュアルを読むのですが、本当に説明が不親切で、まだ分かりません。そこでどうしても使いたい場合は、職場の同僚に聞くか、書店で「○△入門」などというものを購入してくることになるのでした。

ところが「引き寄せの法則」に関しては、パソコンソフトほどに必要性に迫られていない場合には、「フーン」という反応で終わってしまうことが多いのかも知れません。(少しは試してみるかも知れませんが)今の生活に困っていることがたくさんある場合は、「幸運を引き寄せよう、引き寄せよう」とマインドがそちらの状態に集中してしまうので、しっかりと「今は幸福でない」というマイナス方向に「法則」が働いている、という矛盾も生じているのではないでしょうか?

初期の「成功法則」でうまくいった人は、おそらく本の考えをそのまま受け入れられた人たちと思われます。しかしながら、「どういった仕組みでそういう法則が働くの?」という疑問がある人には、やはり働かないようです。説明が足りなかったかも知れません。

次の「引き寄せ」は「成功哲学」がほとんど説明しなかった波動までは言及しています。幸福・成功のバイブレーションが同じ振動を引き寄せるのだ、と。結果が出る前にあきらめればそのバイブレーションが反対方向に働く、と。
ところが、「引き寄せの法則」という言葉そのものがマイナス波動を生じさせていることも考えられます。実は、「引き寄せの法則」シリーズの原著はほとんど「引き寄せ」という言葉を使っていないのです。「引き寄せよう」とすることは、まだ自分のものになっていないということですから、実現していない、という波動を発していることになります。

僕が今回の説明で試みようとしているのは、「引き寄せの法則」を知ってもうまくいかない人は、どうのように考え、行動すればよいか、です。

参考文献は最後に紹介しておきましたが、中心にしたのは、通常の「引き寄せの法則」の概念レベルを超える次の3種類です。
BASHAR2006/ダリル・アンカ著
リ・メンバー/スティーヴ・ロウザー著
リアリティ・トランサーフィン1~3巻/ヴァジム・ゼラント著

さて、最初の話に戻ります。成功者と非成功者を分けるのは法則の考え方・応用の仕方にあります。

上記に紹介した本は当たり前ですが、少しずつ違います。が基本的考え方はこれまでの「引き寄せ」をはるかに凌いでいます。

「あなたが現実と考えるものは幻想であって、(真実は愛のみ)あなたはまだ夢の世界にいる。」
「あなたが見ている世界もあなたの心をそのまま映し出す鏡であって、それ以外ではない」(鏡の法則)
「あなたが望むものは宇宙に無尽蔵にある。あなたは選択し、所有することを自分に許すのみ」
「あなたが宇宙に発している波動を変えることによって、人生のタイムラインを乗り換えることができる」(これが現段階では、宇宙の真実に最も近いように思われるので、当面はこれを「宇宙の法則」と呼ぶことにします。)

 宇宙の法則も目に見えないので、モデルや仮説を使ってみましょう。

まず、鶏が生まれたときから狭い籠に閉じ込められているとしましょう。鶏の宇宙は籠の中だけ。でも卵を産まなくなった鶏は用なし。その鶏が、ある日、広い土地に放されたら?
実験によれば、ほとんど動かずに、(餌ももらうことしか知らないから何も食べずに)そのまま死んでしまう鶏が多いとのこと。(もちろん中には動き始め、餌を探し始めて、生き抜いていくのもいる、という事実は助けになります)

私たちも生まれた時から、ずっと聞かされてきました。
「我慢しなくてはダメ」
「人生は自分の思い通りにならない」
「欲しいものはなかなか得られない」
「お金は苦労して稼ぐもの」
「頑張ればいいことがある」
これらも真実かどうか、でなくて、親や学校、あるいは社会でずっと信じられていることです。
さて、宇宙の真実は?
「これらを「真実」だと思っているからそのとおりに現実となって現れる」例えば「お金は苦労して稼ぐもの」が真実だ、と信じている場合には、とても楽しい就職先は見つからないし、宝くじに当選することもない。

「引き寄せの法則」では、あなたの発する波動と同じ波動のものが磁石のように引き寄せられる、ということになっています。宇宙の法則はもちろん磁石の考え方を否定していませんが、「強い信念」は必要としていません。
BASHARは「わくわくすることを常に選択しなさい」というだけですし、R・トランサーフィンは「それを得ようと重要性をもたせて頑張るほど、それは遠ざかる。ただ、自分が所有することを選択するのみ。郵便受けに新聞を取りにいくのに、力んだり・信念をもつ必要がないように。重要性がある、という認識が実現を妨げる」といいます。

宇宙の法則の真骨頂は「人生のタイムライン」です。
私たちの人生は、分岐点にあたるたびに、道を選択しています。(右の道を選んだ自分と左の道を選んだ自分が、量子論的には同時に平行して生きているのです=パラレルワールド)様々なタイムラインが平行しています。

(説明)パラレルワールド/タイムライン

紙に線を引いてみよう。数学的には無限に線が書ける。
すなわち、2次元空間には1次元は無数に存在するのである。

2次元世界は平面の世界であるから3次元には無限に存在できる。
紙を何枚も重ねられるのと同じことである。
二次元の乗り物は乗用車。この先に渋滞が待っているかどうか、車の中からは判らないが、3次元の乗り物である飛行機やヘリコプターで上空から観察すれば、地上の様子は一目瞭然である。

2次元が複数・同時に存在するのを上記の乗用車で例えて言えば立体駐車場。
縦・横にしか移動できない2次元的乗り物は1F駐車場の車の動きと無関係に、2F以上のそれぞれの駐車場の車は移動できる。

では次元を1つあげてみよう。

4次元世界では3次元時空は無限に存在する、と考える方が自然ではないだろうか?

(4次元は3次元に時間を加えたものだから、ちょっと違う、との反論もあるかも知れない。
では5次元から4次元を見たら?)

4次元から視れば3次元世界は無限に存在している。この物質世界がたった1つと考える方が不自然である。つまり無限の出来事・可能性が存在しているのであり、私たちはその1つに焦点をあてているだけのようである。
実際は無限にあるのだが、下図のように4つのタイムラインで例えよう。今、Cというタイムラインにいるとしよう。思考・感情が今までと同じなら同じタイムライン上にいる。Aというタイムラインも存在しているので、乗り換えることができる。そのためには思考・感情の焦点をAに合わせる必要がある。

A----------
B----------
C-----(今)---
D----------

これをTVに例えてみよう。チャンネルはいくつもあるが、選択は1つだけ。チャンネルを変えても番組そのものは存在しなくなってしまうわけではない。TVのリモコンにあたるものが意識のフォーカスである。

だからBASHARがいうようにワクワク(原語:エキサイト)に焦点を合わせるのです。
現在の私たちの体験は無限のパラレルワールドの「今いるところ」に焦点を合わせています。
だから焦点を「最高の状態の自分」に変えるのです。

全ては既に起こっています。ですから「引き寄せる」必要はありません。どのタイムラインを選択するか、だけです。
結果の世界を変えようとしても変わりません。原因を変えるのです。
世界に対するあなたの心を変化させることを選ぶのです。 

 私たちの宇宙は多くの宇宙の1つである。--ユルゲン・シュミットフーバー/デール・モール人工知能研究所

なお、「多次元宇宙は存在する」ということは数学的には、証明済みです。(リサ・ランドール博士/(ハーバード大学教授))

今、リアリティを持っている目の前の物質的現実。これは真実でなく、ただのあなたの心を映し出す鏡の役割で、多くのタイムラインのうちの一つに過ぎません。ですので、心を変えれば、現実を変えることができます。
言い換えるとそれを乗り換えることができます。
そのためには、辛いことや苦しいことを選択するのでなく、常にワクワクする方を選ぶこと。
そしてR・トランサーフィンに書いてあるように「ただ、選択する」のです。無理にそこから逃れようとすると、そこにフォーカスを当てることになり、それはパワーを持ちます。(それが「引き寄せの法則」でしたね)だから、力まず、ただ、これまでのタイムラインを放棄して、もっと良いラインを選択すること。

この「単に選択にするだけ」というのをいつも心がけるのです。
例えば、ちょっと悲しいとか悔しいとか、思ってしまうことがあります。けれどそう思うことが選択なのです。同じ物事に対しての反応は、自分で選択の自由があります。
「今日は良い天気だ」という言葉に対して「でも明日は雨が降るって」という反応をするネガティブな人もいます。(当然、その逆もあるのです。「今日は雨です」といわれて「明日は回復しますよ」ということもできるし、雨そのものを楽しむことだってできるのです。)

今からはあなたの反応を意識的に選択してください。
アイスクリームが服についたらネガティブな反応の代わりに「服もアイスを舐めたかったのね。ちょうど洗濯時期だった」ということもできます。
風邪を引いたら「やっと堂々と仕事が休める」とかいう反応もできるのです。
R・トランサーフィンにはもっと極端な例が掲げられています。
「僕はとっても嬉しい絶望を味わった。普通じゃありえない幸運な災難が僕を襲った」
「取り返しのつかないことがおきてしまって、状況は一気に上向き」
「自動車にうっとりするくらい泥をはねかけられた」

こうしてネガティブなことをポジティブに変えることを、まさにゲームのように楽しんでしまうのです。

とりあえず、体験に対する見方を変えると、体験そのものが変わっていく、というのがタイムライン乗り換えのコツです。

宇宙をつくったのは、宇宙がはじまる前に存在したものですから、宇宙そのものではありません。同様に現実を創ったのは現実ではありません。現実を変えたかったら現実を作り上げたものを変えるのです。
ということで、鏡の法則は、鏡に映るあなたの顔を笑顔にするには、まず自分が笑顔になることを教えてくれます。

鏡の法則を映画に例えることも解りやすいかもしれません。映画を変えたくて、スクリーン(3次元の現象)をいじっても変わりません。映画を変えるにはフィルム(心)を変えねばならないのです。

 魚は水に気がつくでしょうか?おそらく気づかない。あまりにも当たり前だからです。

我々も日常は空気の存在を意識していない。
ですが、空気のような物質でなくて光(もしくは「愛」あるいは「大いなる全て」)の中に浸かっていることに、気がつくかどうか?
この光は私たちを存在せしめたエネルギーです。
量子論は、宇宙のすべてはエネルギーで成り立っている、と証明しました。
私たちはエネルギーに浸っている。そして私たちもエネルギーそのものです。
あるいはネガティブな思考をするとネガティブな出来事を生じるエネルギーです。

ネガティブな出来事を引き起こしたものはポジティブに置き換えねば現実は変わりません。
映画フィルム(心)は変えられます。
(いっそのこと、思考や感情は物質そのもの、と考えた方が--思考や感情を常に注意する面では--良いかも知れません)
映写機から常に出ている光を遮るか透過させるかは光が決めるのでなく、我々の意図と選択です。
同じく、大いなる全てから降り注いでいる光を、遮っているのも私たちなのです。

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