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2016年6月12日 (日)

BU/62 私たちは既に悟っている

例えば私たちが高等数学をマスターしているとします。
微分方程式やら位相空間論など、複素関数論など、
(例なので実際の内容はこの場合、どうでも良いのです)
かなりのレベルで理解しているとします。

そのマスターが小学生の頃を思い出した。
「そういえば掛け算を初めて習った頃、楽しかった。
2の段の九九と5の段の九九を習って、次は何の段を習うのか、早く全部覚えたい。」
そんな記憶はありませんか?

別に算数でなくても構いません。
初めて鍵盤ハーモニカを手にしてから、「色々な曲を弾けるようになりたい」とか
社会科に出てくる地図の記号を理解したい、など何でも良いのですが。

さて、マスターの私たちは、そんな九九を覚える楽しみをもう一度体験したくて
高等数学をすべて忘れることにしました。
九九を1つずつ覚えていくのは楽しいです。
それから次の学年で2桁×2桁なんていう勉強に進んで、「こんなこともできるんだ」と楽しかったのです。
それを繰り返すうちに、いつか自分が高等数学を既にマスターしていることを忘れてしまいました。

ここでは例として数学を掲げましたが、私たちは人生のマスターです。
私たちは既に悟っています。(だからこの物質世界に降りてくることができたのです)
それに気づかないのは「まだ悟っていない」という思い込みのみなのです。

必要なのは本当の自分を思い出すこと・気づくこと。

I am that I am.
私たちは存在そのものだった。

しかし、「存在」は「存在」の中に「存在」以外の幻想を創らねばならなかった。

ちょうど、光の世界だけでは光を知ることができないように。
光は闇との対比でなくては光を本当に知ることができない。

無限の「存在」は、無限を知るために有限を創らねば、その本質は解らない。
これが二元性である。
プラスとマイナス、男と女、上と下、ネガティブとポジティブ。
二元性を超えたところにすべてが存在する。

時間と空間は幻想。

「すべて」は「いま、ここ」で起きている。

すなわち、原因と結果が同時に存在している。

すべてが「いま、ここ」であるから、ワンネスである。

時空間が存在しなければ、「体験」も存在しない。

ワンネスな存在である私たちは「体験」をするために時間空間を創造した。

毎瞬間ごとに時空という幻想を創造しながら、「体験」している。

時間と空間まで創造してしまえるのだから、その中での出来事は当然のことながら創造の産物である。

直線(1次元)の上に点(0次元)は無数に置ける。
平面(2次元)の上に直線(1次元は)無限に描ける。
立体(3次元)の中に、平面(2次元)は無限に存在する。
4次元の中に、3次元空間は無限に存在する。
高次元からみれば、このリアルな3次元時空が1つしかないことの方が理に合わない。

そして私たちの意識や魂は物質ではないから、高次元に属する。

無限の中には有限の存在も可能である。
有限と無限はコインの表と裏。
無限が存在しなければ有限は存在しない。
有限の裏には無限が隠されている。

元々、無限の存在であった私たちは何でも創造できた。
なんと、究極の創造、「限界」までもつくりあげ、しかも創造したことを忘れるという
途方もないことを行い、限界の中で生きている。

ゲームはいつでも止められることも忘れて、ゲームに没頭している。

私たちは物質にもなることができたのですから、何にでもなれます。

数学をマスターしていても、それを忘れて九九を少しずつ覚える立場に戻るのは楽しいです。
そうやって私たちは完全な悟りのあるところから悟りのない世界を創りだしたのです。
完全な光の世界では光を認識できません。
だから闇を創り出し、闇との対照において、はじめて光を喜べるのです。
制限のない、自由で愛の世界にいましたが、それだけでは自由と愛が定義できないので、制限のある、時空を創り、怖れを創ったのです。

でも、本当は悟っています。それは「気づき」「思い出す」だけで良いのです。
本当の自分を思い出してください。

どうやって?

例えば・・・目を閉じてゆっくり呼吸します。
8秒間息を吸い、8秒間とめて、8秒間で吐き出します。
数回繰り返しましょう。
呼吸に意識を集中してみましょう。

次々といろいろな「考え」が浮かびますが流れるままにしましょう。
時にはいつもは聞こえなかった時計の音や戸外の音が邪魔に感じるかもしれません。
そう、他のことに意識を集中させていれば、そんな音は聞こえないのです。
そして次々と考えが浮かびました。

その「考えが浮かぶ」というのを観察しているのがあなたの意識そのものです。
観察している自分をまた、一つ高い立場から観察してください。
それをさらに一つ上の立場から観察してみてください。それがあなたの本質です。
時間と空間の中にある自分を観察してください。ほら、本当のあなたは時空の外にいる。

それが「気づき」です。いつも一緒にあったのに。

完全な悟りは今あります。

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