直観術―コンピュータを超える発想マニュアル
フィリップ ゴールドバーグ (著), 神保 圭志 (翻訳)
\1993 工作舎
なのだが、amazonの中古が¥1-
直感に関しては、理論的、そして実例をたくさん紹介して、それを証明しようと試みている。
巻末の参考文献を見るだけでも著者がどれだけ知識があるか伺える。
直感力を開くにはどうすれば良いか、というのが全編にわたってヒントになっている。
(ただし、直観力を磨くには・・・というのは後半の1/3くらいだが)
かなり、格調高い本です。
人生の岐路に本当に迷ったときに、役立つのは理論や経験でなく、直感。
これって、日常なのです。
例えば、道を歩くだけでも、Aの道を進むか、Bの道を進むか。
Aの道を歩いていたら、事故やトラブルに巻き込まれるかも。
Bの道なら、親切な人に出会ったり、お金を拾ったり。
もうちょっと大きな問題では・・・・・
就職で、C社にするかD社を選択するか。
(迷うということは、勤務条件が対して変わらないことを意味します。
条件が明らかに違うのであれば迷わないのですから)
これ、就職でなくて、結婚だったら、お勧めしません。
EさんとFさんとどちらと結婚した方が・・・ということであれば、あとから「あちらの人と結婚していたらどうなったか」と、後悔するから。
要するに、迷う、ということは、どちらも本気で愛していないで、条件だけで選ぶということですから。
正解は、「この人しかいない」と言う人とめぐり合うことなのです。
そのめぐり合う機会に近づくのが直感。
直感で生きてこなかった人には人生を変えるヒントになる本でしょう。
お勧め度:★★★★☆
ただし、この類の本を読むのが慣れていない方には、上記の本は文字も細かいので
○直感への道
ペニー ピアス (著), 荒木 文枝 (翻訳)
をお勧めします。